(2002・10・05)
すごいな京浜急行

生まれ育った神奈川県には意外と私鉄が多い。
東急、京急、小田急、箱根登山鉄道、大雄山鉄道、江ノ電、江ノ島モノレ−ルと今これを書いているJRの中でこれだけ浮かぶ。箱根や丹沢の中にはケ−ブルカ−やロ−プ−ウェイもたくさんあるしね。

で、中でも注目は京浜急行である。

品川から横浜を通り三浦半島の先まで行く便利な電車と一見そんな電車だが。都営浅草線、京成線と繋がっていて実は成田まで行ける。そして驚きの川崎大師線。文字通り川崎大師への利用客を独占する、全15分の路線。
さらに羽田線。蒲田から羽田空港までこれも10分ほどで行ってしまう。(余談だがこの路線の大鳥居という駅近くの保育園に二回も仕事で行った)
品川からも横浜からも20分程で羽田空港に着き。前述した様に成田まで行くとすれば当然、羽田→成田の直通路線もある。こんな驚きの電車は他にあるのか。 東京モノレ−ルや成田エクスプレスに乗るのが馬鹿らしくならないか?

そして京急は大井、平和島、花月園をギャンブル親父を運びながら今日も走るのである。



(2002・10・19)
整形手術

昨今整形流行り。誰もが気軽に整形手術を行える時代になった。テレビでは毎日のように整形美人特集を組んだりしている。

世の男性の多くは整形に否定的である。美人であっても「どうせ整形だろ」と箸にもかけない。そしてこんな男は化粧も嫌いである。しかし『ナチュラルメイク』と称した厚化粧には気付かない。荒れた肌を隠し自然に見せるにはとてつもない努力が必要な筈だ。
僕は整形っていいんじゃない、って思う。奇麗になってやるっていうのは向上心なんじゃないかと。例えばある女優が整形をし、その為に映画の主役を勝ち取ったとする。素直に偉いな、と感じないだろうか?
「芸能の世界の話だろ」と否定されるかもしれないが一般の世界でも整形したために意中の男性と結婚した、とか仕事がうまくいったとかいう話はよくあるんじゃないか。
整形が嫌いな男性程面食いなんじゃないかなとも思う。今の時代こそがその考えを改めるチャンスである。

かく言う僕も整形手術をしたい。足を5cm長くして…これは無理か。



(2002・12・07)
日本人の宗教観

現代の日本人は無信論者(もしくは唯物論者)と言われる。確かに初詣に行ってバレンタインがあって七五三があってお盆には先祖霊が帰ってきてクリスマスは一大イベントだ。漫画家の小林よしのり氏が『ゴ−マニズム宣言』で日本人の本質を掴む為か仏教について連載を始めたが私は仏教じゃ日本人は理解できないと思う。宗教でもっと考えなきゃいけないのは神道じゃないのかな。
改めて神道って私を含め知らない事が多いって人はたくさんいると思う。ただ神道は日本にしかない宗教でしかもその歴史は長い。何で神道の事を何も知らないんだろう。学校で教わる歴史では仏教の事はよく出てくる(それでも空海と鎌倉新仏教くらいか)。仏教家はたくさん知ってるけど名神主って全然知らない。
だが本当は知っているのだ。神道では八百万(やおよろず)の神といって多くの神様が出てくるがその最高峰に君臨するのが天照大神(アマテラスオオミカミ)である。そのアマテラスの子孫とされているのが現在の皇室の方々なのである。古代の歴代天皇は支配者であると共に宗教家であった。耶馬台国の卑弥呼が女王であり巫であった事は誰でも知っている。そのくらい古代の日本では政治と宗教は密接な関係にあった。それなら日本の歴史を語る場合神道って切っても切れない物なんじゃないのかしら。
もし神道について教育する事が絶対天皇制につながるって事でいけない、と理由で教えないし研究しないとしてたらこれは許し難い。そんなのは個人レベルの問題だろう。戦前の「皇国史観」じゃないんだから。それよりも日本人として神道について勉強してみたい。ところが本も少ないんだこれが。名のある神主の人がいたら本を出してもらいたい。そしていい本を知っている人がいたら教えてもらいたい。

今更勉強家の扇里でした。



(2002・12・21)
私の愛読書

『逆説の日本史』シリ−ズ 井沢元彦/著
(小学館)

こりゃ驚いた。「週刊ポスト」に連載中のシリ−ズだが歴史観が正反対になります。正直言ってこれを読む以前井沢氏はあまり好きでなかった(TVで強気過ぎるので)。今は好きです。大好きです。
氏曰く日本の歴史は怨霊の歴史なんだそうだ。無念の内で死んだ人は怨霊になってタタリを起こす。この思想が日本史を作ってきた。そう考えると出雲大社や奈良の大仏などの謎も解けると。
また井沢氏は歴史学者の「宗教的側面の軽視」を否定している。
まさに私の先生なのですよ。井沢センセ。


『馬券練習帳』
北野義則/著
(ミリオン出版)

こちらは「週刊Gallop」連載中。競馬と笑いをここまで見事に融合させたのはこの北野氏と大橋巨泉氏しかいない。腹抱えながら読める競馬本です。特に最後のドキュメント・ルポは面白い。
氏は馬券攻略の為の色々な理論を展開するが、はっきり言ってあまりオリジナルを感じない。所謂、馬券術や理論などは他の競馬本で充分なのだがそんなのは問題じゃない。氏の魅力は文体である。このコラムも影響受けてるよ、だいぶ。

今回はこれくらいで。




(2003・01・04)
年明けです

明けましておめでとうございます。本年も変わらぬ御屓を宜しくお願いします。

今年の初仕事は浅草演芸ホ−ルの前で落語協会のカレンダ−売り。新年早々屋外で大声を出しています。カレンダ−に師匠方のサインが入っていますんで欲しい方は是非浅草までいらっしゃいませ。勿論私のサインが欲しいという奇特な方がいらっしゃれば書きますよ。ちなみに五日までです。もう終わりなんですね。
一日中着物でいるとやはり疲れるもんで、特に足元。雪駄が疲れるんですね。まあ雪駄には足を折られた経験もありあまり仲が良くないみたいですね。

さて今年最初の競馬は五日の東西金杯。私は浅草場外に紋付きで買いに行きます。一年の罫は金杯に有り。今年一年の博運を占おうじゃありませんか。



(2003・02・08)
思い切り

先日季節はずれの大掃除をしました。きっかけは服をたくさん掛けていた為にカ−テンレ−ルが真ん中からポッキリ折れてしまった事なんですが…。

ついでだからと押し入れの奥の奥まで見てみるとあるわあるわ要らない物が。何故か取ってあるデパ−トの紙袋・雑誌・洋服・ぬいぐるみ等、「貧乏しているのにこんなに無駄があっていいのか」と本気で思いました。
さすがに本は捨て切れませんで箱に入れてしまってあります。数年たってやっぱりいらないと処分するのでしょうか…。

根が貧乏性なのか育ちが悪いせいか中々物が捨てられません。皆さんどうしています?例えば手紙。読み返すなんて余程の事(美しい女性から貰ったとか)がない限りないでしょう。だけど家にはあるんです。十年以上も前の手紙が。
しかし物が手紙だとこれは捨てられない人は多いかもしれません。では文庫本は?読書百遍主義の人ならともかく本を読み返すなんてのもあまりないはず。特に私は電車移動の暇潰しと寝る前ぐらいしか読まないので文字通り読み捨て。そんな文庫本がたまっていきます。かといって古本屋に持っていくのも面倒なんだなこれが。

本性は無精者みたいです。



(2003・3・27)
今日の昼食

誰が何と言おうと私の一番好きな食べ物は「トンカツ」である。それもロ−スカツ、最高である。

高校生の時分、地元横浜は本郷台にある「とんかつ浜っ子」でアルバイトをしていた。ここのロ−スカツ定食(当時1100円)の旨い事。このカツの良さはまず肉がぶ厚いこと。普通のカツは手のひらくらいの厚みしかないがここのは倍近くある。勿論、火は中まで通っている。物凄い技術だ。
東京に住む様になってからあちこちのトンカツ屋を食べ歩いてきたが残念ながら「浜っ子」を上回るカツにめぐりあっていない。もし行きたい人はご一報を。案内するだけでなくヨイショもします。

そして最近の昼食で一番多いのが蕎麦。落語家というのはたいへん蕎麦好きの人種が多く、各寄席の近くにあるいい蕎麦屋はほとんど頭にインプットされている。ちなみに私が一番好きなのはもりそば。どうです?御馳走になっても相手の腹はあまり痛まない。そしてこちらも大満足。

実は洋食屋も好き。なかでもポ−クソテ−(豚肉好きだな…)。以前中野にいい店があったんですがちょっとした事情で店をたたんでしまった。本当に残念。

えっ…今日の昼食?

 

鯖の水煮の缶詰めです…




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